ヘルスケアや医療系を中心とした機器メーカーの「フィリップス」。メンズ向けシェーバーの購入に際して、かならずといっていいほど候補にあがるブランドではないでしょうか。
フィリップスのシェーバーといえば、まるい回転式の独立した3枚刃が特徴的。3方向からアプローチすることで肌にやさしく沿ながら力強いシェービングを叶えています。
豊富なシリーズのなかでも今回は、S5444とS5445の違いを解説していきます。
- S5444とS5445の違いはなに?
- S5444とS5445、ほかのシリーズとの違いは?
- S5444とS5445はどんなヘッドを使用している?
- S5444とS5445の特徴は?
- S5444とS5445の口コミ・レビューを知りたい!
などなど、S5444とS5445の違いに着目しつつ商品についてもご紹介していきます。
S5444とS5445の違い
フィリップスの5000シリーズであるS5444とS5445の違いは「色」です。
シェーバー本体が、S5444はネイビーブルー、S5445はブラックの色をしています。カラーのみの違いなので、ほかの機能や付属品は同じです。
フィリップスの公式ホームページで公開されている取扱説明書(2022年版)に、2つの型番がいっしょに表記されていることからも、シェーバーの構造や扱い方は同じであることがうかがえます。
ただし、販売されているECサイトはそれぞれ違っているため価格に差があります。
S5444とS5445、ほかのシリーズとの違い
S5444とS5445の違いは本体のカラーのみですが、ほかのシリーズとはどういったところに違いがあるのでしょうか。フィリップスのほかのシェーバーと違いを比較してみましょう。
- 価格で比較
- 機能で比較
価格で比較
S5444とS5445の価格を、シリーズ違いのシェーバーでくらべてみました。
X3052/00 | X5012/05 | S5444/03 | S5889/10 | S7886/50 | S9985/50 | |
---|---|---|---|---|---|---|
amazon | 取扱なし | 16,500円 | 取扱なし | 12,650円 | 32,450円 | 48,000円 |
楽天 | 取扱なし | 取扱なし | 7,964円 | 12,650円 | 34,219円 | 40,727円 |
ビックカメラ | 8,440円 | 15,790円 | 8,650円 | 14,136円 | 21,570円 | 44,800円 |
9000シリーズと7000シリーズは高性能ということもあり、フィリップスのなかでも高価格。7000シリーズの半額ほどのお値段なのは5000シリーズのS5889/10と5000XシリーズのX5012/05。ともに1万円代にとどまっています。
ECサイトにもよりますが、5000シリーズのなかで、もっともお手頃なのはS5444であることが多く、3000シリーズと同様の価格で販売されている場合もありました。
一方、色違いのS5445はAmazonでのみ販売が確認でき、価格は税込13,200円。ほかの5000シリーズと同様の価格でした。
色が違う、というだけでも価格には差が出てくるようです。
機能で比較
S5444とS5445の違いを機能でくらべてみます。
比較するのは価格帯が同じくらいの5000シリーズ、5000Xシリーズ、3000Xシリーズの製品です。9000シリーズと7000シリーズはその価格からしてわかるとおり機能の差がハッキリしています。そのためここでは、微妙に機能が異なる、隣り合った製品同士を比べます。
X3052/00 | X5012/05 | S5444/03 | S5889/10 | |
---|---|---|---|---|
刃 | パワーカット刃 (低アレルギー性のサージカルステンレス) | パワーカット刃 (低アレルギー性サージカルステンレス刃) | パワーカット刃 | スティールプレシジョン刃 |
ヘッド | 4D フレックスヘッド | 360-Dフレックスヘッド | 360-Dフレックスヘッド | 360-D フレックスヘッド |
トリマー | ポップアップトリマー内蔵 | トリマーヘッド付き | なし | ポップアップトリマー内蔵 |
充電方式 | USB Type A充電方式 | USB Type A充電方式 | USB充電非対応 | USB Type A充電方式 |
そのほか | なし | マイクロビーズコーティング、 ロック機能 | なし | SkinIQ、 ヒゲ密度感知システム |
近いシリーズとくらべてみるとS5444はかなりシンプルな作りと性能であることがわかります。
無駄を削ぎ落とした構造であるからこそ、高価といえるほどのシェーバーを提供するフィリップスのなかで、お手頃かつ安定した品質と価格をキープしているのかもしれません。
もし、1万円以内で品質に定評のあるシェーバーをお探しであれば、フィリップスのS5444は、そのニーズを十分に満たす商品といえるでしょう。
S5444とS5445で使用されているヘッド
S5444とS5445で使用されている「パワーカット刃」は3000Xと5000Xシリーズ共通の刃です。ですが、刃が同じであってもマイクロビーズコーティングは5000Xシリーズにしかほどこされていない、といった微妙な違いがあります。
- S5444とS5445、3000Xシリーズのヘッド
- 5000Xシリーズのヘッド
- 5000と7000シリーズのヘッド
- 9000シリーズのヘッド
S5444とS5445、3000Xシリーズのヘッド
「パワーカット刃」は、27枚刃で毎分およそ55,000回カッティングをおこないます。
5000Xシリーズのヘッド
3000Xシリーズと同じく「パワーカット刃」を使用。また、5000Xシリーズにはパワーカット刃に加えてスキンプロテクションテクノロジーをとりいれています。スキンプロテクションテクノロジーというのは、肌に密着するヘッドの面1平方センチメートルに、最大10万個のマイクロビーズが仕込まれている構造のこと。このビーズによって滑らかなシェービングをサポートします。
5000と7000シリーズのヘッド
「スティールプレシジョン刃」は、45枚刃で毎分およそ90,000 回カッティングをおこないます。
5000Xと同じく、スキンプロテクションテクノロジーをとりいれており、肌に密着するヘッドの面には1平方センチメートルに、最大25万個のマイクロビーズが仕込まれています。
また、毎秒およそ250回ヒゲの密度を感知して、パワーを調整するヒゲ密度感知システム搭載。
9000シリーズのヘッド
9000シリーズで使用されている「デュアルスティールプレシジョン刃」は、72枚刃で毎分およそ150,000回カッティングをおこないます。
内部の刃は特殊な作りをしていて、ヒゲの向きを瞬時にととのえることができます。向きをととのえられたヒゲを根元からカットし、安定した深剃りを目指します。
7000と同じく、スキンプロテクションテクノロジーをほどこしたヘッドで、マイクロビーズの密度は7000より少なめの1平方センチメートルあたり最大20万個。
7000と同じく、ヒゲ密度感知システムを搭載しており、毎秒およそ500回と、7000よりも高い頻度でヒゲを感知します。
どのヘッドがおすすめ?
S5444とS5445、3000Xのヘッドは、シェーバーの役割ともいえる“深剃り”を基本にしたシンプル設計。シェーバーやフィリップス製品の入門として、はじめに購入するには適当な価格と性能であるといえます。その基本の形から少しだけ進化し、シェービングのなめらかさや機能性を高めたのが5000Xシリーズで、少しだけお値段も上がります。
7000シリーズのヘッドはもっともマイクロビーズの量が多いです。そのため肌への負担を少なくシェービングできる強みがあります。公式ホームページでも打ち出しているように、敏感肌の方におすすめです。
9000シリーズのヘッドはパワフルにヒゲを剃れるため、肌へのやさしさ以上にシェービングの時短を重要視する方におすすめです。
もちろん、ヘッド以外にもシリーズの違いはたくさんありますが、なにより、肌に直接触れる部分は一番といえるほど重要なチェックポイント。まずは刃やヘッドの特徴からシェーバーとご自身との相性を考えると、選択のよい参考になるかもしれません。
S5444とS5445の特徴
S5444とS5445のシェーバーの特徴をご紹介します。
- ヘッド
- ウェット&ドライシェービング
- ワンタッチオープン
- 充電
- 注意点
ヘッド
パワーカット刃を使用しており、内蔵された27枚の刃で毎分およそ55,000回カットします。カットしながら刃を研磨するシステムが搭載されているため剃り味が長持ちします。
360-Dフレックスヘッドなので、どんな輪郭にもフィットして快適な剃り心地と、なめらかな仕上がりに導きます。
ウェット&ドライシェービング
ジェルやフォームなどのシェービング剤を塗ってからでも、なにもつけずに乾いた肌にも、どちらにも対応できます。シャワーを浴びながらの使用もOK。
ワンタッチオープン
ヘッドはワンタッチで開き、そのまま水洗いが可能です。
充電
約1時間の充電で約40分間のコードレスシェービングが実現。また急いでるときにありがたいクイック充電も可能で、5分間の充電で1回分のシェービングがおこなえます。
注意点
S5444とS5445にはともに注意点があります。1つ目の注意点は、USB非対応であること。
フィリップスのシェーバーはUSB Type-Aでの接続で充電するものが多いですが、一部非対応の製品もあるため注意が必要です。
2つ目は、最新の5000シリーズにそなわっているマイクロビーズコーディングはされていない、ということ。
5000シリーズにカテゴライズされてはいるものの、その素朴さはどちらかといえば3000Xシリーズによっている、という印象を受けます。3000Xシリーズと同じような機能であるため、自然と価格も近いものになっているようです。
ちなみに3000Xシリーズとの主な違いはヘッドの動き。3000Xシリーズは4Dフレックスヘッドなのに対し、S5444とS5445は360-Dフレックスヘッドなので動きが異なります。
S5444とS5445の口コミ・レビューをご紹介
S5444とS5445の製品を実際に使用した購入者の口コミやレビューをご紹介します。
- 良い口コミ
- 悪い口コミ
S5444とS5445の良い口コミ
良い口コミは使い心地がよく肌への刺激が少ない、といったものが多かったです。また、安い価格で手に入ることもメリットとして多くレビューされていました。
良い口コミ①:価格が安い電動でもカミソリ負けしてしまう私ですが、濡らしても剃れる電動という事と価格が安い事の両点が気になり購入。
お風呂場でシェービングクリームを塗って使用してみると深剃りは出来ず、髭が長くなっていると時間はかかりますが、剃った後の痛みが来ない!
短い髭であればすぐ剃れる!良い口コミ②:ヘッドの動きがスムーズヘッドの動きが大変スムーズで優しい剃り上がります。何年か前より進化していると思います。
良い口コミ③:肌に優しい普通の往復刃や剃刀では必ず肌がひりひりするので、回転式一択です。
引用元:Amazon
剃るのに時間はかかりますが肌に優しいのでこの先も買い続けることでしょう
S5444とS5445の悪い口コミ
悪い口コミで多かったのが「深剃りがしづらい」もしくは「深剃りできない」といったものでした。肌にやさしいぶん、ヒゲが濃い人にとっては物足りなく感じるようです。
悪い口コミ①:往復させないと深剃りできない以前からフィリップスのシェーバーを使用してきたので今回もフィリップスのものを購入しました。
深剃りできるということで購入しましたが、何度か往復させてやっと深剃りできるかな?といった感じです。悪い口コミ②:パワーがない・・・・なんかこう パワーがない気がします
剃ってはいるんですが深剃りと言いますか、もうちょい剃れないかなぁという感じ。
丸洗いできるし充電もすぐできるので便利ですが、もうちょいパワーがあったらなというのが正直なところでした悪い口コミ③:3つの回転刃が不便3つの回転刃の間隔が空いてるので少し剃りづらい。バリカンなどのきわ剃り刃が付いてないのであまり便利な商品ではない。
引用元:Amazon
S5444とS5445の違いを知り、自分に合った製品を選ぼう【まとめ】
S5444とS5445の違いと、フィリップスの代表的なシリーズとの比較をご紹介しました。2つの製品は色が違うだけで性能や構造は同じであることがわかりました。また、5000シリーズに分類されているものの、機能や特徴はほかの5000の製品とくらべて非常に素朴で、どちらかというと3000Xシリーズに近い様相であることがわかりました。
その素朴さからしてS5444とS5445は、フィリップスの基本を押さえたシェーバーといえます。
もしあなたがなるべく安価なシェーバーをお探しで、なおかつヒゲが極端に濃くなければ、候補にあげて申し分ない製品でしょう。
なお、このブログでは「YOLU(ヨル)のシャンプーはどっちがいい?匂いや成分、値段の違いを比較」といった記事も用意しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コメント